サボア 末松貴久の視点と制作録
数年前、妻に誘われて何回か舞踏を見に行く機会がありました。
凄く引き込まれた記憶があります。
肉体表現、 ほとんど裸、 何だこれ、 凄い、
なんか 圧倒されました。
先日フリーペーパーに麿赤兒さんのインタビューが載っていたので
紹介させてもらいます。
『大駱駝艦』
天賦典式(=この世に生まれ入ったことこそ多いなる才能とする)
をセオリーとして活動してきた。
簡単に言うと、人には必ず何か生まれ持った取り柄があるということ。
「肉体がそうです。でも、からだの大きい小さいじゃない。
見せるのは背負ってきたもの。よく人に言うんですけど、
“お前の背後には何百人という人間がいるんだ!”って。
じいちゃんがいてひいじいちゃんがいて、そういう血縁だけじゃなく
いろんなものが延々と続いて“今、お前をこうして歩かせてるんだ。
背後にあるものを背負え!”って。でも、それで変わる。
背後にあるものを意識して歩くと、前に出る力が生まれる」
“背後”は歴史と言ってもいい。
(株式会社リクルート R25 ロングインタビューより抜粋させていただきました)
いい言葉です。
最近になってやっとわかるような気がします。
- 2008/02/02(土) 08:20:50|
- 記
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